STORY

第1章 from 2020

 

20XX年、アイドル界は1つの大国に支配されていた。

だが、それに続けとばかりに大小様々なアイドルユニットが結成された。

アイドル戦国時代の幕開けである。

 

アイドル達は天下統一を目指し、しのぎを削った。ある者は名声を手にしたが、ほとんどの者は消えていった。

 

そして2020年…

荒れ果てた地に、花は一輪も咲いてはいなかった。アイドル達は全ての力を使い果たし、絶滅したかにみえた。

 

だが!

アイドル達は死んではいなかった!

 

「こんな世界なら、変わった方がマシじゃ。ワシの手でアイドルの歴史を変えるのじゃ。」

 

とある科学者の手により、戦国の歴史を変えるべく、3人のアイドルユニットが2015年に送り込まれた。

それがアイチップメモリーである。

 

アイチップメモリーは、メモリーをインストールする事により、どんなアイドルの曲も、すぐに歌い踊ることができる。

科学者は、そんな彼女たちに歴史を託し、力尽きた。

 

「絶対に私たちが歴史を変えるんだ。」

 

彼女たちは、強い意思と悲しき歴史を背負い今から少し前、2015年に降り立った。

 

「これが、アイドル戦国時代なの?すごい。」

ナナは、そう言ってただステージを見つめた。

 

初めて見るアイドルたちのキラキラした姿に驚きを隠せない3人。

 

「私たちにできるのかな。」

エリイがそう言うと、すぐにリカが答えた。

「やるしかないよ。さあ、最初のデータをインストールするわよ。」

 

彼女たちは科学者から、最後に預かったメモリーを、インストールした。

そして、初めてのステージに立ったのだった。

 

-2015.04.29

 

 

第2章 Hello 2016...login to 2020

 

2015年に降り立った3人は、歴史を変えるべく、情報を集めていた。

あらゆるアイドルの情報をインストールし、clip-clopというアイドルの曲を歌っていた。

 

そして運命の日、2016年4月29日。

この日、歴史が動いた。

ナナは、声高らかに叫んだ。

「私たちは、歴史を変えるためにここに来た。だから絶対、ワンマンLIVEを成功させるんだ!」

 

希望の幕が上がった。

 

スポットライトを浴びる彼女たち。

いっぱいの客席から湧き上がる歓声が、彼女たちを後押しする。

彼女たちはその中で、未来から来た事や2020年に開催されるはずだったアイドルオリンピックの情報を設定のように、表現した。

観客の中には笑う者もいたかもしれない。

だが、そうする事で彼女たちは、未来を変えようとしたのだ。

 

そして、破滅への分岐点となるはずだったこの日に、ワンマンLIVEを見事に成功させたのだ。

これにより、アイドル界は今も平和に続いている。

 

だがこの時、大きな情報爆発が起こっていた事に気付く者はいなかった。

 

-2016.04.29

PAGE TOP